第2回 あとがき

第16話/ 目次/ 第17話


ドロシー「食料や日常生活用品など、何か入用でしたらどうぞこのドロシー・キャラバンをご贔屓に」←スマイル0銅貨

冒頭から宣伝をありがとうございます。……さすが商人。
 冗談はさておき、『Look for...』の『第2章 歯車は回る』が無事に終了しました。

あれから1週間。無事に我が家でもある幌馬車の修理を終えたドロシーキャラバンに、インタビューをしたいと思います。

ドロシー「1週間!? 勝手に月日を進めるな! また生活費が」
ライ「しかし、今月は収入が……あ」

はい。今回の収入は幌馬車の修理で、ほぼゼロとなりました。

ドロシー「ひどい話。いつになったら黒字になるの?」
ライ「それはオーナーの腕次第。……さあ、がんばるんだ。英気を養うために、晩飯はスタミナスープを作ってやるぞ」
外野ブック「……というか、ボン●ーに好かれてんじゃないの」
外野ザヴィアー「ほおっておくと、大変なことになってしまいますね」
ドロシー「こら! 呼ばれてもいない奴が不吉なことを言うな!」
外野ブック&ザヴィアー (←すごすごと退散)
ドロシー「外野がいなくなったことで、続けよう。今回も書き上げるのに、随分変更したそうじゃない」
ライ「一番変わったのはオーナーだよ。初めは男だったらしい」
ドロシー「へぇへぇへぇへぇへぇ」 (←机をポコポコ鳴らす)

そうなんです。一気に変えたんです。女性商人って滅多にない設定だと思うし、意表もかねて彼女が出来上がったのです。……最も変わったのは性別と名前のみ。
  そのときの名前がベルナールのことベル君(現在この名前は、小説内の経済界の大物の名前となりました)でした。
 あ、せっかく商人がいるので、どういう仕事をしているのか聞いてみましょう。

ドロシー「主に交易路から遠い辺鄙な村とかに、日常生活に需要な物を売りに行ったりして、流通の隙間を埋めている。あとは商人ギルドからの依頼を受けて届け物をしたりもする。そこから資金を稼ぎ、人脈を作って、ゆくゆくは……ふふふ」
ライ「そろばんがフル稼働しているな。いかに儲けを出させるかで」

「あたし、あなたのためにこれだけ骨を折りましたよね」と、言うんでしょうね。きっと。

ドロシー「(笑顔で)何を言ってる。『誠意』という『恩』を売るのよ。ああ、なんだか急にやる気が出てきた。スタミナスープを飲んで次の商いに向けて対策たてるぞ」

ザヴィアー「なんだか、就職先を間違えた気分になってきました」
ライ「大丈夫だ、少年。まだ若いんだから。(というか、本来学者ってエリートなんだけどな)おじさんは後がないんだよ」

自分で会社を興してまだまだ若い女社長(ドロシー)に、不安を募るサラリーマン(ライ)に、将来のことをまだ決めていないフラフラしている大学生(ザヴィアー)に見えてしまうのは気のせいでしょうか。あ、関係ないけど、館長って大学教授(定年間際)とか似合いそうだ。

ドロシーが大物商人となる道はどうなるんでしょうか?
 がんばれ、ライ。
 それでは、この辺で。


第16話/ 目次/ 第07話
掲載日:2006/06/10